秋刀魚の味の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『秋刀魚の味』に投稿された感想・評価

まつこ

まつこの感想・評価

4.4

こんなにも鼻の奥がツーンとするのに小津作品はどこまでも優しい。

日常に訪れる娘の旅立ち。
「娘は育て甲斐がない。」と苦笑いする父の姿がせつない。

何処にでもありそうなひとコマばかりだけど笠智衆さ…

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mh

mhの感想・評価

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遺作。
公開当時はそんな情報ないので、いつもの小津作品として受け止められていたとしてもなんら不思議ではないいつもの小津ワールド。これが遺作であることを把握している俯瞰で見てる僕らにとっては、必要以上…

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ほのぼのホクホクで大好きになりました。
家族とか日本の暖かみに触れた。捨てたもんじゃないなと。
秋刀魚の味ってタイトルも秀逸だな。
PERFECT DAYSの平山さんは東京物語と秋刀魚の味から来てる…

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BlueTurtle

BlueTurtleの感想・評価

4.4

舞台は60年前、高度成長期の東京(東急池上線石川台駅が出てくる)と川崎か。主人公は、当時最先端の重工業メーカーの役員のようだ。
冷蔵庫や掃除機が普及し始めた頃。パソコンなんて影も形もない。陸軍とは違…

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負けてよかったじゃないか。

妻に先立たれた男&嫁ぐその娘。小津安二郎が何度も撮った話もこれが最後(遺作)。父役を若い頃から演じて来た笠智衆が、やっと設定上の年齢に追い付いた余裕からのペーソスとユー…

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JHAT

JHATの感想・評価

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室内撮影ってヨーロッパと日本で比べてしまうとどうしてもスケール的に見劣りしそうという印象があり、実際溝口の室内のショットは室外のそれと比べてどうしても見劣りしてしまうのだけど、(少なくともこの作品の…

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EMI

EMIの感想・評価

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どのシーン切り取ってもポストカードかポスターみたいにお洒落な構図と色合いで、めっちゃセンス良いなぁってなる。
日常を淡々と描いてるだけなんやけど、なんか面白いんよなぁ。
岩下志麻さんが美しすぎたし、…

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隙間

隙間の感想・評価

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日本は敗戦から急速に経済成長を遂げた、という教科書的な歴史理解からは当時の生活を知ることができない。1945年8月15日からガラリと「戦後」になるわけではない。
第二次世界大戦中、大日本帝国海軍の駆…

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話はシンプルなのになぞに引き込まれる。
アングルがやっぱ決まりまくりでかっこいい。

いわゆる派手な娯楽映画とは違うのかなー
なんか会話のテンポも言葉もクセになる

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