小津安二郎最後の作品。
画角がやっぱり素晴らしい。
60年頃の時代観を理解できる訳じゃないので、
観たままを素直に受け取れば、
プライベートなんて無くて、
でもそれが家族であり人間であるような気もする。
小津安二郎作品はこれの他に東京物語しか観てないので、ソースが拙いながら言えば、
話の流れは東京物語にも似ている。
長男の小狡い感じや、
次男のやんちゃさ、
長女のチャキチャキ感。
男は馬鹿で、
女は強い。
そんなキャラ設定のところが、
根底にある気がする。
笠智衆の哀愁漂う独特な雰囲気の演技が妙に印象に残る。
で、結局秋刀魚の味とはなんだったのか。
タイトルがもっといいのある気がする映画。