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秋刀魚の味のsのレビュー・感想・評価

秋刀魚の味(1962年製作の映画)
3.7
路子の白無垢が綺麗すぎて声出た
この時代の空気とか語り口調とか人の在り方とか暮らしの色合いとか、そういうものが多分すごく鮮やかにパッケージされてるんだろうなと思った 良い悪いは置いておいて
露子の幸せは結局露子の意思ではないもので決められたようで、それで本当に良かったんだろうか 都合よく使っていると言っていたしそれは間違いではないんだけど、嫁がせるか否かどちらにしても、娘をそう思いたいという父の意向でしかないのだなと思いながら見ていた その感情自体は親子男女に限らず今も通ずるものだと思う それを愛情と呼ぶかどうかはわからないけれど

決められた生き方を生きているのが幸せという人は確かにいるしそれは誰からも否定されるべき事ではないと思うので、あのままでも別に露子は幸せだったんじゃないかな 与えられたレールの中で生き生きしている人間たち むしろ役割がハッキリ決められていた時代の方が生きるの楽なのかなと、たまに考える
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