こんなにも鼻の奥がツーンとするのに小津作品はどこまでも優しい。
日常に訪れる娘の旅立ち。
「娘は育て甲斐がない。」と苦笑いする父の姿がせつない。
何処にでもありそうなひとコマばかりだけど笠智衆さ…
やっぱり一つの、映画の極致だと思う。めちゃくちゃ当たり前のことを言うと、こういうやり口の映画の、一つの臨界点に到達していると思う。本当に素晴らしいし、胸が空っぽになった。眩暈がするし。末恐ろしい映画…
>>続きを読む映画の半分くらい呑んで話してるだけなのにこんなに沁みてくるのいいな。でも大人びてるようで、話してる内容はアホらしかったりしていて結構笑えた。(ゴルフクラブの件や嘘の仕返しなど)
小津作品はもっと見た…
価値観があまりにも今と違うのでストーリーとしては不快な部分もあったけど、昭和の暮らしの様子はむしろ新鮮に感じられて面白かったし、撮り方も洗練されていて惹かれた。点数付けるの難しいな。あとこの時岩下志…
>>続きを読む「そうなのか」「そう そうなんだ」
「あっちはどうなんだ」「ああ あっち」「そう あっちだ」
みたいな会話多すぎるやろ
私が未熟なのか、感性がないのかわからないけど毎回似たような「若い女はいいね…
当時と現代の価値観が大きく異なっていることは念頭に置きつつ、個人的にこの映画において小津安二郎は伝統的な"父親"のあり方をとてもアイロニカルに描いているように感じた。本来家族を守る立場であるはずの父…
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