いつの時代も親が子を思う気持ちは変わらないんだなーという映画。
当時の日本を知らない自分がまず思ったことは価値観が今と全く違うことと、酒飲み過ぎじゃないかということ。
子供や孫がいる人の方が共感…
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娘の結婚を見送る父という『晩春』と同じ話。父と旧友の同窓生との会話が多く、余生を楽しむことに吹っ切れたオヤジたちの明るさと時代を譲る哀愁がいい味を出す。長男の妻役の岡田茉莉子が、愛嬌と肝っ玉で亭主を…
>>続きを読む室内撮影ってヨーロッパと日本で比べてしまうとどうしてもスケール的に見劣りしそうという印象があり、実際溝口の室内のショットは室外のそれと比べてどうしても見劣りしてしまうのだけど、(少なくともこの作品の…
>>続きを読むどのシーン切り取ってもポストカードかポスターみたいにお洒落な構図と色合いで、めっちゃセンス良いなぁってなる。
日常を淡々と描いてるだけなんやけど、なんか面白いんよなぁ。
岩下志麻さんが美しすぎたし、…
日本は敗戦から急速に経済成長を遂げた、という教科書的な歴史理解からは当時の生活を知ることができない。1945年8月15日からガラリと「戦後」になるわけではない。
第二次世界大戦中、大日本帝国海軍の駆…
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小津安次郎の遺作。めちゃくちゃ良すぎた。同じような構図、シーンを繰り返し映すけど少しずつ少しずつ綿密に計算された変化が起こっていき、それが最後に娘を嫁にやるシーンでの感情表現に活きてくるのが素晴らし…
>>続きを読む小津安二郎監督作品。
小気味いい会話が続き、今見ても十分楽しめます。
会話の内容的には、今ではハラスメントに該当するものだらけなため、注意が必要です笑
娘を嫁にやるかどうか悩む中年の、物悲しさ…
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