ちょっと前に特集で観たのはどれも孤独な女性の内面を描いたヨーロッパ作品っぽい映画だったけど今作はザ・アメリカな群像劇。なんでもできるなアルトマン。予告編っぽいオープニングからいきなりカマしてツカミはバッチリ、登場人物も多いけど混乱せず長尺でも楽しく観れる。突然のカークラッシュにもびっくりしたしわらった。
ラスト、遂にここまでの登場人物全員がコンサートに勢揃い。なにかありそうな感じがしたが、特に交わることなく映画は終わっていく。一応大事件は起こるけど、"歌の力"でなんとなくいい感じにまとまってしまい拍子抜け。俺は子供なので調子コいてた選挙アドバイザー(?)がパニックに陥った群衆に揉みくちゃにされて死ぬところが見たかった。
政治資金集めのパーティーでストリップ。当時の描写としてもウゲーという感じなのに現実では今でも似たようなことやっててさらにキツい。