ソロモンの秘宝を求めて消息を絶った父ヒューストン博士を探すため、娘のジェシー(シャロン・ストーン)は冒険家のアラン・クォーターメイン(リチャード・チェンバレン)、部族出身のウンポポとともにアフリカの町へ向かう。その町ではドイツ軍のボックナー大佐とトルコ人のドカディがヒューストン博士を拷問してソロモンの秘宝の在処を聞き出そうとしていた。
ソロモンの秘宝を求めてアランたちがドイツ軍などと争奪戦が繰り広げられる冒険物語である。
ストーリーはアランたちが次々に起こる危機を乗り越えていくもので、至ってシンプルである。コメディとアクションがふんだんに盛り込まれて面白かった。但し、テンポがかなりゆっくりなので、現在観ると妙に間延びした感じを受けた。多分、子供の頃に観たときは別にゆっくりだと思わなかったので、当時はこれで普通だったのだと思う。
敵になるドイツ軍のボックナー大佐は太っていて偉そうという小物感が半端なく、ドイツの人が観たら怒るくらい間抜けでコミカルだった。対照的にトルコ人のドカディが頑強な感じがして強敵の感じがよく出ていた。
アランたちはドイツ軍の妨害とともに人食い民族にも狙われて、大きい壺で煮られたり、ワニの餌にされたりして、いかにも冒険物あるある、といった危機に見舞われて懐かしかった。
洞窟のセットはチープで「風雲!たけし城」を思い出した。
現在の若い方がわざわざ観るようなものでは無いですが、私のような昭和のおっさんにはテーマ曲を聴いただけでワクワクするものがあり、観ていて面白かったです。