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極道社長のmitakosamaのレビュー・感想・評価

極道社長(1975年製作の映画)
3.5
東映 Xstream のYOUTUBEから。
主演は梅宮辰ちゃんだが、脇を固めるピラニア軍団川谷拓三・室田日出男こそ真の主役かもしれない。

京都を舞台にドチンピラが暴れ回る。拓ボンと室田が冴えないながら連んで立身出世を目論む。
葬儀屋やバキュームカーでの清掃業などを違法に開業するが、辰ちゃん演じる極道社長に騙され仕事を取られる。
結局、辰ちゃんの下で働きキャバレーを切り盛りするピラニア2人。
だか組織力のあるヤクザの妨害にあい休業。更には不動産の架空取引で数千万騙し取られる。
極道社長はピラニア2人を使い起死回生の強盗に出る(笑)

まあ、全体的に粗暴。品位のかけらもないな(笑)キャバレーでジャングルタイムいうサービスはホステスがパンツを脱ぎ客はスカートの中を覗くというものだ。ドイヒー。
一方でキャバレーに託児所を説くなど、割と現代的な感性も垣間見れて興味深い。

ピラニア軍団が主役なのに、梅宮辰夫が中心でなんが話の主軸が合わなく、座りの悪さを感じていたのだが、見続けているとコレで良い気がしてきた。
やっぱりピラニア軍団は主役でも引き立て役なんだよ。この見事な引き立て芸を愛でる映画なんだな。

インチキ不動産に山城新伍など、見どころも多数!
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