くもすけ

野蛮な遊戯のくもすけのネタバレレビュー・内容・結末

野蛮な遊戯(1983年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「響きと怒り」に続くブリソー×クレメールおやじの教育シリーズ。大人女性が主題のものより見やすい。
生まれつき足の悪い娘が世を拗ねて周囲をやきもきさせていると、久々に再会した父親からスパルタ教育を受けて成長していく。文芸解釈の授業や自分にはできない跳躍を4コマ漫画で端的に描いてみせたりして、眠っていた知性が芽を出していくのが見ていて気持ち良いが、何かが引っかかる。
娘は父が殺人行脚に精を出しているのを知ってしまうが、ご丁寧に顔写真と済マークをつけた証拠を前にした父は、駄洒落で居直り最後の仕上げに出かけていく