安堵霊タラコフスキー

愛のレッスンの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

愛のレッスン(1954年製作の映画)
4.6
長回しと人物のクローズアップのリズムが黒澤明的で良い塩梅だったが、ベルイマンの作品でここまで黒澤明っぽいのも珍しい気がする。

他愛無い喜劇の映画でも演出や撮り方が巧みだと見ていて心地良くなるという好例のような作品で、やはり確たる手腕をものにしたベルイマンの撮った映画は見応えがあり堪らない。

しかしオープニングクレジットと一緒に人形劇っぽいのが映るけど、ファニーとアレクサンドルで行われたのはこのセルフオマージュだったりしたのだろうか。