原題:HELLFIRR
『人間は自分の悪事により
地獄の火に油を注ぐのだ』
悪事とは、虐待、酩酊、殺人、ギャンブル、暴行、etc...つまりは快楽の追及。
これらは破壊への道に繋がるのでやめるのです、神の怒りに触れ地獄の火炙りに遭うのです、と諭す牧師。
牧師の願いは街に教会を建て理想郷を造ることだが、街の人々は耳を貸すこともしない。バカにされからかわれる牧師。
この牧師が、イカサマ博打で殺されかけたゼブを庇って身代わりに撃たれてしまった。
牧師の利他的な態度に感銘を受けたゼブは改心し、牧師の遺志を引き継ぐことを決意。
ドライスプリングスで。
いわゆるポケット版聖書を持って"善"を説き寄付を募ってまわるゼブ。
その目の前で銃撃戦が起こり、女ガンマンが男を射殺。
女ガンマンは、メアリーと呼ばれるドール・ブラウンで列車強盗でお尋ね者となっており懸賞金は$5000！
懸賞金があれば立派な教会建造も夢じゃない！と連邦保安官のバッキーに誘われたゼブだが瞬時に断る。
ゼブはドールの跡を追う。
ドールは生き別れた妹を探していた。赤毛で青い目のジェーン・カーソンを。
ジェーンはラスティという名で踊り子をしているらしい。
ゼブは、ジェーンがいるというシャイアンへ向かうドールにポーカーをしようと持ちかけ、同行することに成功。
ゼブがドールにつきまとう理由が判明。
ドールを改心させる→自首させる→懸賞金を手に入れる→教会を建てる。
ドールを捕まえて引き渡すことは聖書の教えに反するから、説教して自首させるってこと。
何てこったヽ(´Ａ`)ﾉ
詩篇1篇1節―2節を朗読するゼブ。
朗読の途中でドールに殴り倒されるけどね。
ちなみに詩篇1篇1節―2節は「幸いなことよ。悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなかった、その人。まことに、その人は主の教えを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ」
そんなドールがピーンチに！
懸賞金目当てに追って来たストーナーたちに取り囲まれてガンベルトも放棄させられて絶体絶命?!...を切り抜けられたのはゼブの機転のおかげ。
この出来事を機にゼブとドールの距離が縮まる。そしてシャイアンに到着したがラスティはジェーンではなかった。
ここでもドールは保安官に追い詰められる。ゼブが援護して逃げ出すが、当然追っ手がかかり連邦保安官のバッキーも追っ手に加わる。
霧の中で追っ手をまいた２人は、ジェーンを探してポカテロを目指す....はずが、予定を変更せざるを得なくなる。
親友であるバッキーからドールを探している本当の理由を聞いたゼブ。
ナント！ジェーンはバッキーの妻として幸せに過ごしているという。バッキーは妻の幸せを願って、罪人であるドール(つまりメアリー)とは会わせたくない一心で探していたのだった。
ジェーンを探しているドール。
ジェーンと会わせたくないバッキー。
ドールはジェーンの居場所を知ったゼブに居場所を聞き出そうとするが、バッキーとの約束で口を割ろうとはしない。
ドールがジェーンと会う方法はただ１つだけ。ドールがメアリーとして会いに行くことだけ。
ドールがバッキーの追及を避けるために男装を解いてドレスを着てから雲行きが怪しくなってくる。
そして！ゼブにとっての究極の選択！
聖書を破ることはできないゼブ。
ドールはジェーンの居場所を聞き出すためにバッキーに近づき、酒を飲ませる。
その頃ゼブはストーナーたちに見つかり拷問を受けるが保安官に救われて保安官代理に任命される。
ゼブは保安官代理としてドールを逮捕。
さてさてクライマックス。
こりゃあ当然の帰結だな( ω-、)
自分で撃っといて「神様！助けて！」って何なの？ドール?!
ストーナーに撃たれながらも詩篇23篇を朗読するドール。絶命寸前のドールからあとを引き継ぐゼブ。
詩篇23篇1-6。
「主はわたしの牧者であって、わたしには乏しいことがない。
主はわたしを緑の牧場に伏させ、いこいのみぎわに伴われる。
主はわたしの魂をいきかえらせ、み名のためにわたしを正しい道に導かれる。
たといわたしは死の陰の谷を歩むとも、わざわいを恐れません。あなたがわたしと共におられるからです。あなたのむちと、あなたのつえはわたしを慰めます。
あなたはわたしの敵の前で、わたしの前に宴を設け、わたしのこうべに油をそそがれる。わたしの杯はあふれます。 わたしの生きているかぎりは必ず恵みといつくしみとが伴うでしょう。わたしはとこしえに主の宮に住むでしょう。」
最終的にドールを改心させたゼブの勝利だな。ま、死んじゃったんだけどね。
聖書的には死ぬ直前に神様を信じたからギリギリセーフで祝福を受けることができて良かったね、な話(笑)
※パンチアウトが酷い( ω-、)
