どん底のVunnyFunkのネタバレレビュー・内容・結末

三島由紀夫や青島幸男なども訪れていたと言われるこの映画タイトルと同名のダイニングバーに友達と行った事があるのですが、肝心な本作は観た事が無かったので観てみました。

ゴーリキーの原作はまったく知らない無知な僕なんですが、結構楽しめました。
相変わらず、黒澤明監督の映画特有の演技すご過ぎて逆に何言ってるかわからない台詞とかも多数存在するんですけど笑

社会の底辺って今も昔もあんまり変わらないのかもしれませんね。
厭世的なくせにやけに明るい感じとか。
どん底に位置する人々が描くシニカルさとコミカルさを持ち合わせた雰囲気は、現代のホームレスやルンペンにも通じる気がします。
まー、偏見なんですけど。

それにしても、黒澤映画御用達の三船敏郎は、どの作品でも良い意味で三船敏郎してますね。
かっこいい。
絵になる役者さんって素晴らしいですね。

2時間ぐらいなので、肩に力入れずダラダラ観るのが良いと思います。
オチの一言も秀逸です。