Garararara

七小福のGararararaのネタバレレビュー・内容・結末

七小福(1988年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

西洋化が進む香港で伝統歌劇が衰退していくのに巻き込まれる一座

子供の口減らしのために京劇の専門校へ入れる親
芸を仕込むために厳しくし、でも「父親でもあり、母親でもある」の気持ちも

ジャッキー・チェン、サモ・ハン、ユン・ピョウの少年時代
3人が一緒に京劇の学校にいたんだ


香港
京劇の専門校
「毎日剣術と宙返りの練習?宿題は?(なし)なら10年いる
「母ヨクランは、その息子アロン・チェン9歳を、当校に10年間預けることを合意した。この間アロンによる舞台収入は、当校のも物となる。ただし衣食住は無償で提供する。特別な理由なしで」退学は認めない。不慮の事故による賠償はしない。私に背いた場合厳しく罰し、絶命しても責任は持たない。卒業時恩返しをすること。母ヨクランの署名にて、この合意書は直ちに発効する。1962年12月1日」母印
→デカ鼻

アワン…弟弟子、スタントマン

ユウ先生
北京で仕込まれた京劇のプロ、体重103キロ、もうすぐ40歳

“淫売と役者はご同類”
「学問があっても、人格が卑しければ無意味だぞ」
“学問とはごう慢なる臆病者”

「バカにされても胸を張って生きろ」

舞台用の供え物のリンゴを齧り、顔を拭いてる間に成長したデカ鼻→同じようにリンゴを齧る

スーシンに見惚れるデカ鼻

チン先生…女性の京劇?広東歌劇?
誕生日にバースデーケーキ→70歳祝い、注文した老人が朝亡くなってキャンセル

「僕の名は“友達”さ。君の、“デカ鼻”になりたい」

デートで舞台に遅刻
観客少なくて収入なし
遊びに行かせるのを許可申請代役した指導役のサモに苛立ちをぶつけ「出ていけ」→夜出ていく
劇場終了
ヤン先生も一座解散→ニューヨークのチャイナタウンへ
誘われるが「自分の学校がある」と断る「生徒に未来はあるの?」
「舞台に疲れたらあたしの所に来て」「ああ」

サモ帰宅「長い散歩だったな」

正月の集合写真「ピョウにアロンにサモ。他は要らん」→映画のスタントマン?

役所から学校の建物の取り壊し通知

アワン…スタント中にロープが切れ打ち所が悪く舞台と錯乱→ユウが合わせ終劇→警察
連行されるアワンを見つめるユウと生徒たち

「まず北京で京劇を10年間学んだ。その後一座に加わって、中国各地を15年間回った。それから香港に来て学校を、15年やってきた。1つのことを40年間やり通すには、強い意志が必要だ。迷いを克服するのにずいぶん苦しんだ。どんなに苦しんだかは私しか知らない。私は自分自身に、可能性を与えたんだ。お前たちにも、与えたつもりだが…。学校は、来月取り壊される。私はもう何もできん。外国へ移ることにした。お前たちにも新しい道を探してやるが、未来は自分次第だぞ」
7年間ベッドの足台にしてた亀を逃がす

渡米への船の見送り
生徒たちは撮影所で働く「先生のように40年頑張ってみます」
贈り物…扇子→“七小福より愛をこめて”の文字?…実際は“七小福”のみ
「いいか。バカにされても胸を張って生きろよ」

1970年代、ユウ先生はロサンゼルスに移住し、京劇を厳しく教え続けた
1997年死去、享年92歳
サモたちは映画の世界で何年も努力を続け、スターのスタントを数多くこなした
今では自らがスターとなって活躍している

20231018 934
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