GaPTooth

凱旋門のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

凱旋門(1948年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

フランスが戦争に参戦するチョイ前の話。

愛し合う2人を引き離せるものなど何もないのさ。死さえも。

ラビックはドイツからの亡命医師(他の偽名はグンター、ウォゼック等々)。
親切心から、橋の上で佇んでいるマドゥを部屋に泊めたために、関わりを持ち、互いに引き寄せられ愛し合うように。

結婚し幸せな家庭を夢見るジョーン・マドゥ。
だがラビックは亡命者。旅券もなければ保証もないから結婚することなどできない。

親切心から、遭遇した事故現場で医師として介抱したことから怪しまれて逮捕されてしまったラビック。

ラビックが国外追放されてしまうかもしれない、これでお別れかも、という不安から嘆き悲しむマドゥ。

なんと!3ヶ月後。
ラビックは釈放されて帰ってきた!
帰ってきてから2週間、マドゥを探していたラビックは、他の男アレクスに肩を抱かれて微笑むマドゥの姿を見てしまう。

ラビックが帰って来なければアレクスと結婚していたはずのマドゥ...本当はラビックを愛しているからタイミングが最悪。

ラビックはマドゥが自分から離れたことを責めながらもマドゥを愛している。
愛し合う2人は結ばれぬ運命なのか。

後半になってようやくハーケと顔を合わせるラビック。
ハーケは今夜ベルリンへ向かうという。

フランスが国境を閉鎖。
ハーケは現れない。
ハーケを捕り逃したかもしれないと焦るラビックだが、無事にハーケを連れ出すことに成功。

"目的"を果たし、部屋に帰りついたラビックは深い眠りにつく。

「ジョーンが大変だ!」と起こされて駆けつけたラビックは、アレクスとの別れに際して傷を負ったマドゥを介抱するのだが...

チャールズ・ロートンが、ナチの将校フーケ役を好演。出演時間は短いが、暗闇にギラリッとひかる瞳だけで演じ分けているのは流石。
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