ヘソの曲り角

マクベスのヘソの曲り角のレビュー・感想・評価

マクベス(1948年製作の映画)
2.5
ウェルズのダメなところばっか出てるうえほんとにウェルズなのか疑いたくなるくらいクソダサいズームが多用される。巻き舌でべらべら長芝居されてもダルいし顔圧ゴリ押しも無理あるしなんか全然ダメだったな。良かったのは音楽と美術(セットじゃなくて城の遠景などのミニチュア?)。セットがかなり概念的で、カット割らずに長回しできる良さは理解できるが、セットそれ自体は全然カッコよくなかった。

他のマクベスものは『蜘蛛巣城』とジョエル・コーエンのやつしか知らないけどそれらの方が断然おもろい。でもどのマクベスものでも森が迫ってくるシーンだけは絶対最高。ほんとウェルズの中でも全然ダメな方だと思う。

余談。ウェルズ映画はどんなに面白くても途中絶対寝る。何でなんだろう。今回なんて一番大事なダンカン王暗殺のとこで意識が遠のいてしまった。