Yuhi

マクベスのYuhiのレビュー・感想・評価

マクベス(1948年製作の映画)
-
この驚異的な暗さはウェルズ作品の中でも際立っている。霧の中の呪いのシーンから、映画中ほとんど明けることのない夜。
ヴォイスオーバーの多用は、フィルムノワールの手法と40年代映画として同時性を持っている。字義通りにとればこの映画もまさに「黒いフィルム」だ。
悔恨というウェルズ映画を貫くほとんどオブセッションとも言うべき概念が、もうひとつの主題として表れてくる。

"What's done cannot be undone."
Yuhi

Yuhi