「告発」のマーク・ロッコ監督作だと見終わってから気づいた。
若き日のカイル・マクラクラン、ウィル・スミス、アリッサ・ミラノも出ている青春クライムドラマ。
クリスチャン・スレーターがノークレジットで出てた。
華やかなイメージのハリウッドのストリートをたまり場にするストリートキッズの姿を描く。
未成年の家出の件数は相当な数らしいが、その中でもLA、ハリウッドに来る子が少なくないらしい。
ストリートキッズのリーダーのキングを中心に、どうにもならない現実と彼らの苦悩、必死に生きる姿に共感出来るとか出来ないとかは別にして見入ってしまった。
どこかで軌道修正ができればいいに決まってるのだけど、それができない未熟さと現実。
銃やドラッグも手に入ってしまう環境にいたら、現実の壁にぶち当たり乗り越えるすべもない彼らはそれに浸ってしまうだろうしね。
せっかく愛を見つけても過去の行いや仲間の行動から、行くべき道を見失う。
悲劇が起こってもう懲り懲りだろう、更正して真面目に生きてくれ……と思った矢先のアレ。
本音はまともに生きたいのかもしれないが、全然懲りてないというか、もう彼らにはそういう生き方しか出来ないのかもしれない。
もしくは現実に失望してまっとうな生き方を拒否したか。
どんな大人になっていくんだろう。彼らは10年20年後に若き日を悔いる時もしくは強烈な思い出として語る日が来るのだろうか。