鍋山和弥

極道の妻たちの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

極道の妻たち(1986年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

極道を愛した、妻たちを、描いた作品。80年代の作品だが、この時代の、極道の妻は、こんな女達だったのか?それは、知らない。この作品内の、極道の妻は、まるで、武家の妻ですね。極道物の作品は、大河ドラマのような、魅力も、あるかもしれませんね。この物語の魅力に、タマキとマコト姉妹の、過保護なまでの、姉妹愛。スギタとマコトの、男女愛が、あると思います。この2つが、主軸となり、この作品に、魅入ってしまいますね。また、タマキのカリスマ性も、見事です。過去のシーンが、描かれてる訳では、ありませんが、タマキの人生。大変だったことが、伺えます。だからこそ、極道の妻として、ここまで、伸し上がれたであろうことも・・・・。色んな男と寝た、女性的強さ。仁義を重んじる、武家の女のような強さ。それが、タマキのカリスマ性を、生み出してるのだと、思います。しかし、これだけの、極道の女の妹である、マコトを落としておきながら、弱みに漬け込まなかったスギタ。男気を、感じますね。だからこそ、マコトは、スギタに、惚れ込んだのかも、しれませんね。
鍋山和弥

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