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極道の妻たちのbluetokyoのレビュー・感想・評価

極道の妻たち(1986年製作の映画)
2.9
意外と話的には面白いけど長いなあ。仕方がないとは思うが、もう少し、短くすれば、よくなったかもしれない。五社監督は、殺陣シーンは使わないのかな。任侠映画、実録もの、見どころは、大掛かりな殺陣シーンなのだけど、この映画には出てこない。濡れ場は出てくるが、まあ、こういう映画だから、たいしてエロくはない。人寄せというところだ。

簡単にあらすじ。
主人公は、堂本組の傘下、粟津組の組長の妻、粟津環。組長はムショなので、事実上、環が組長。妹の真琴はクラブのホステス。父親は小さな工場を経営。
ある日、堂本組総長が、ぽっくりと亡くなった。跡目は、若頭の柿沼。お約束のように、そんなヤツは認めん、と言い出すヤツが出てくる。
舎弟頭の蔵川と小磯は、勝手に朋竜会を立ち上げる。
さらに、小磯は、舎弟の杉田に、柿沼暗殺指令を出すのであった。

一方、真琴は、グアムに観光旅行。偶然、クラブの常連客、杉田に出会う。杉田は、実は、わいは極道や、と身分を明かし、真琴と結ばれる。
(もちろん、真琴は、杉田が柿沼暗殺指令を受けたということは知らない)

指示通り、杉田の雇ったヒットマンが、柿沼を射殺。このことで、朋竜会と粟津組の全面戦争になっていく。

杉田は、真琴の目の前で、警察に連行されて行った。

これでは、堂本組が分裂してしまう、ということで、手打ちということになった。
朋竜会は解散した。梯子を外された杉田は、出奔、行方をくらませる。

真琴は行き場を失い、姉の環のもとで暮らす。
ある日、杉田が現れ、真琴を引き取りたいと言ってきた。環は猛反対するが、真琴は杉田に付いて出て行った。

一方、環の夫、粟津等が、早めに出所することがわかり、堂本組の跡目に決まった。

一方、杉田は、真琴の目の前で刺し殺された。

粟津が出所し、みなが出迎える中、杉田の子分が、粟津を射殺した。まあ、こんな感じである。

杉田(世良公則さん)が、えらい迫力で登場するが、環姐さん(岩下志麻さん)が、あいつは、極道の中でもカスや、の一言で、本当にしょぼくなってしまう。
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