巧いなー。「自分失くし」の病に囚われた男と彼を利用しまくるショウビズとマスコミ、でも愛によって幸せ獲得というプロットが、徹底したフェイク・ドキュメンタリーとして表される構造で成功してる。20〜30年…
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ウディ・アレンの初期の作品。
最近のポップなラブコメ風とは違い、
社会派なので若干固い印象を受ける。
彼のシーンが少し多く、
他のキャストも観たいのだが仕方ない。
ヒトラーのくだりは、
なかな…
新宿厚生年金会館での試写会で鑑賞。
疑似ドキュメンタリーといった感覚の映画。このウディ・アレン監督の発想の凄さと映画化してしまう手腕に感服。
スクリーン上でのチャップリンやヒトラーとの共演、見事…
個人の自由を重んじる
アメリカ。だがその
社会に生きる少数派
ユダヤ人の系譜
を受け継ぐ
ウディ・アレンの
個性と才覚が爆発した
傑作。
その作品は個を持たない、
全てに同調してしまう男
の物語で…
「泥棒野郎」を更に発展させ、大風呂敷を広げた作品。とはいえ「コンプレックスにまみれた自分を消去し他人になりたい」という江戸川乱歩のような願望とその悲哀が強くなっているので笑いどころは少なくなっている…
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最初から最後まで、長めのドキュメンタリーを観ているような気分で、まさか映画だとは言われないと気づけない人もいるんじゃないかと観ていて思った。
インタビューを受けてる人たちもリアルだし、医者からウッ…
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これはウッディ・アレンらしくない、壮大な物語かもしれない。
人間が持って生まれ、一生涯払拭出来ない“不安”という感情。人類の不安を一身に背負い、あらゆる“変身”を繰り返し、全世界に問う男・・・あな…