人生は点ではなく線なのだ。
生きていく中で直面する数多の出来事、点の上で立ち止まってはそこで終わってしまうのだと、それでも時間だけは死ぬその時まで決して止まることはないと、腹の中に大きな岩を置かれ…
映画は主人公キム・ヨンホが高架橋の上で迫り来る列車に両手を広げ、死を目前にしたヨンホが「あの頃に帰りたい…」と叫ぶシーンからスタートする。ヨンホが何故このような運命を辿ることになったのか。ヨンホの過…
>>続きを読むペパーミントキャンディー。鼻孔をつく爽快感と仄かなその甘さは、死を目前にした男の懐かしの味。これは人生最後の瞬間から、思い出の終着駅へと辿る男の悲しき香路である。
過去を遡っていくにつれて「この出…
命がなくなるとき、人は人生を走馬灯のように思い出すという。右も左も選択できる自由な人生だから悔いないよう、間違った道に反れぬよう、歩んでいきたいと思った。
ずいぶん前に見た作品だが、簡単に感想が書…
「あの日に帰りたい」40歳の男が自殺前に叫んだ。
男はなぜ自殺を決意したのかを時間軸を逆にして20年前まで振り返っていく。
ひたすら昔に戻っていく構成の映画は斬新でした。
インタビューで観たので…
全てのシーン・描写が意味を持っている完璧な映画。人生は過去の積み重ねなんだと思い知らされた。 この映画の主人公を演じきったソル・ギョングは本当に凄い。 日本でも時代背景と人生を重ね合わせたような映画…
>>続きを読むきったない、胸糞わりぃ。…でも、心が痛い。
少しずつ、心の優しい部分が削り取られて、人生が壊れていくのがまざまざと見れる。キム・ヨンホの心根の優しさと運の悪さ。ただそれだけで。
かわいそうだなぁ。誰…
昔にどんどんさかのぼって行く作り方。最初はなんて暴力的でひどい男だと思ったが、かつての優しい主人公を観ると、一人の男が堕ちて行くのが切なく感じる。
そして冒頭の、ん?なんだ?っていうシーンと繋がる。…