話は当然全然違うんだけど、胸の締め付けられ方はブロークバックマウンテンのよう。
観終えてから折に触れて思い出しては、ついヨンホの人生を辿って考え込んでしまう。
キャリアの前半でこういう作品に出ながら…
これを見るのは劇場公開時以来だから21年ぶりとなるのか。
「シュリ」が日本公開され大ヒットし、一躍、韓国映画ブームが到来したさなかに上映され、「シュリ」のようなエンタメ作品とは180度方向性が異な…
イ・チャンドン監督・脚本・原作の、人生に絶望した男の半生と韓国現代史を重ね合わせ、時間を遡る構成で描いた人間ドラマ名作。
主人公の男の人生を描きつつ、1979年から1999年の韓国社会(光州事件、…
このレビューはネタバレを含みます
"ペパーミントキャンディー"(1999)
冒頭 真っ暗闇の中心に光が見える
進んでいくとトンネルを抜ける
そして物語が始まる
鉄橋の下から目覚めた
ソル・…
すごい作品だな、と思わされました。彼が戻りたいと言っていたのがどの場面なのかと考えるとどこでも同じなのだとも思うし、戻ったところでおそらく同じように過ちは常に起こしてしまうと思う(列車や線路はそのメ…
>>続きを読む【これもNHK案件】
イ・チャンドン久しぶりの作品『BURNING』を韓国で観た友だちが絶賛していた。日本公開はまだまだ先っぽいので、イ・チャンドン代表作『ペパーミント・キャンディー』を観た。
『…
人生ってこんなにも哀しいものなのでしょうか。歳を取ればとるほど、苦しみや失望に支配されていくものなのでしょうか。
主人公が同窓会の席で自殺をするという衝撃的なシーンからスタート。精神錯乱状態で、線路…
3年ぶりに再鑑賞したら、良さみが増してた。
自分の人生はどこで間違えたのか。
お前のせいか、あいつのせいか、それとも俺か。
国や時代のせいにもしたくなる1980年代の韓国。
気付いた時にはもう遅い、…