チャールトン・ヘストンが主演しているディストピアSFもの。
舞台は2022年!なんと来年の話なんですね。いつの間にやら信じられないくらい未来へ来たもんです。子供の頃には21世紀になれば人類は核戦争やら公害で半減するかミュータントになるって思ってましたから。
で、この未来世紀は人口爆発で超絶な格差社会になっておりまして。ビンボー人には天然モノの食材なんぞ食えないって設定です。底辺な人々はソイレント社って怪しい企業のソイレントグリーンなる合成食品の配給で食いつないでおります。
そんな中、ソイレント社のお偉いさんの殺人事件が起きます。それを追っかける悪そうな(実際手グセは悪いぜ!)刑事がチャールトン・ヘストン演じる主人公。事件を追っていくうちに尾行されていたり、ヤバい事に足を突っ込んでいることが分かってくるんですねぇ。
ラストバトルがえっらい雑なトコロで戦うのである意味衝撃でした。
この映画はPSのRPGゼノギアスのとあるイベントの元ネタになっていることでも有名。それくらい今となってはショッキングでも無いのかもしれません。でも、オチは元より終始不穏な空気が漂っている作風なので楽しい気分になるようなもんでも無いっすね。
しかしこの頃のSFが描いたディストピアな21世紀は(今んところ)回避されておりますからね。作家や悲観論者が思ってるほど人間は愚かじゃないのかもね?