くぅー

セントアンナの奇跡のくぅーのレビュー・感想・評価

セントアンナの奇跡(2008年製作の映画)
4.0
my映画館2009#104> いきなりの銃殺事件にグッと鷲掴みにされ、回想シーンへ…第二次大戦中のイタリア、いわゆるバッファロー・ソルジャーの戦いが描かれる。

なぜかとても力が入って、肩が凝る2時間超でもあった・・・が、それ以上の見応えと余韻が待ってるのは確かだが。

そう、部隊からはぐれた4人と、神憑り的な側面を子供との出会いを軸に・・・人種や国家の枠組みを超えたある村での愛と平和に自由な描写は興味深く、祈りや4人の台詞が印象に残る。

そして、そんな4人に綻びが出る終盤、戦争の悲惨さを否応なしに描いた上に、奇跡への一筋の光 … うん、あの彫像が涙を流してる様にも見え、紛れもなくスパイク・リー監督の傑作でした。
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