ピンフまんがん

甦れ魔女のピンフまんがんのレビュー・感想・評価

甦れ魔女(1980年製作の映画)
3.5
世はただいま、ワールドカップ。この映画、ドラマ性はイマイチではあったものの、貴重な映像もけっこうあってかなり興味深い内容だった。これ、お蔵入りしていたんだぁ~。そのせいなのだろうか?今までにない不思議な感覚。オープニングの五輪映像はけっこう貴重なんじゃない?「ソ連」のドラマシーンもけっこう新鮮。そして今では考えられない、昭和ならではの〝しごき〟のシーンも凄くて、今の若い人が鑑賞したら目が点になるかも。
モスクワ五輪不参加の政治的なお話はこの作品では語られません。単にバレーの日本とソ連の女の子の友情と青春のお話だったのでそこはやや拍子抜け。また、役者の中で斎藤真由美っていますけど、あれはバレー美女のあの方ではありません。念のため。

これ見ると、女子バレー界ってのは結局、「東洋の魔女」の財産でもっているような気がします。そのせいでこんなインドア競技、毎回地上波のゴールデン生放送とかされるのは、先人の財産によるものが大きい。当時は日本とソ連しかまともにバレーなんて触れていなかったんです。でも今は違う。新興国が次から次へと身体能力を活かしてバレーの要領を覚えちゃってもう日本はただの古豪になっているのが現状です。
余談だけど主役の磯貝恵って人はユニチカのキャンペーンガールだったそう。ユニチカもバレーチームあったよね。今の東レアローズの前身ですね。