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ロボットのcamusonのレビュー・感想・評価

ロボット(2010年製作の映画)
4.3
日本公開用の139分版。
歌やダンスがカットされていないインド本国版は177分ですが、
正直日本版でおなかいっぱいでした。

インド人にテクノロジーを与えた結果がこれだよ!!!


あらすじは、ロボット博士が自分そっくりに創ったロボットが、
感情を持つようになり、博士の恋敵になり、お払い箱になり、
悪玉に利用され、暴走し、人間を大量殺傷し、支配しようとし、
ロボットと人間の全面対決に発展するというようなもの。

SFの設定としては周回遅れとも言えるのですが、
ボリウッドの国民的文化産業としてのパワフルさと、
面白いものは精査せずに何でも詰め込んでしまえと言うアジア的カオス精神で、
ハリウッドのCG技術や、香港映画のワイヤーアクションを包括し、
何やらとてつもない熱量を発してしまっている作品です。

特に蚊のシーンが好きです。
アメリカ映画だとC級の烙印を押されることを恐れて、
こういったチープなネタは淘汰されてしまうと思うのですが、
作品をきれいにまとめようとしないところがすがすがしいです。

終盤、ロボットが群体で攻撃してきたところは大笑いできました。
予告編などを見てなかったので、素直に驚けましたね。
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