荒野で目覚めた男。
記憶を無くしており、左手には謎の腕輪が。
たどり着いた町は大佐が牛耳っており、さらには飛行物体が急襲し住民を連れ去ってしまう。
西部劇とSFというミスマッチな世界観。コミックもあるのだからコミカルになりそうなのはどう考えも分かるのだが、中身は相当にシリアスで真面目一辺倒。
笑えるシーンなどあったのかどうかも疑わしい。
これは主演がダニエル・クレイグなのも災いしている。
007のイメージも定着したためか、コミカルな作風には合わない。
逆にハリソンの方は完全に脇役。
インディ・ジョーンズとジェームズ・ボンドが共演なんてワクワクしそうなものだが、その期待は持たない方がいい。
画面もやたらと暗いシーンが多く、エイリアンも造形にオリジナルはまるでなし。
人間をさらう目的も中途半端だった。