たた

ピラミッド 5000年の嘘のたたのレビュー・感想・評価

ピラミッド 5000年の嘘(2010年製作の映画)
4.4
話は聞かせてもらった!
人類は滅亡する!
ΩΩΩΩΩΩΩΩナンダッテ‐

・・・

あんなバカでかいクソ重たい不揃いな石を、何百万個も切り出し、運び、削り…

ただ積み上げるだけじゃない、位置も角度も方角も、あり得ない精度の測量技術と施工技術があって初めて成り立つレベル。

誰が何を考えて、何がどうなったら、あんっな緻密な構造物が人力でできるというのか。
どう考えても不可能に思える。

ピラミッドほど精巧な巨石建築って…
経済的にとか法的にとか、心理的に、倫理的に、…といったハードルをぜーんぶ取っ払って、
物理的に!技術的に!って観点だけなら現代でも再現出来るのか?
いやー出来ないでしょう。

現代とはまるっきり方向性が違う観念や世界観の中で、現代人ではまるっきり想像すらしないような超絶技術が発展していたんじゃないだろうか。

答え(現物)がそこにあるのに答え(真実)に辿り着けないというもどかしさ。でもだからこそいろんなことが想像できるから、考古学にはロマンがあるのかなとも思う…

…んだけども、定説から外れる突飛な仮説には研究費が出ないとか学会からつまはじきにされるとか、皮肉や諦観も混じった語りに、人間の愚かさやつまらなさを感じたりもする。

ちゃんと見識がある人が観たらトンデモ理論だと片付けちゃうのかな。

確かにこじつけとか飛躍はあるんだろうけど、陰謀論も匂わせる都市伝説的な仮説を、数学をベースにした切り口で説得力をもってみせてくれるのでかなりワクワクできました。

古代宇宙人飛来説やオーパーツの話なんかはもともと僕は大好きですが、この作品では、そっち方面に行かないぞ!という地に足をつけた信念で、事実のみから浮き彫りになってくる疑問や謎やロマンを追っかける姿勢がかんじられます。

小学生の算数レベルもおぼつかない僕のアタマでも、円周率や黄金数が神秘的なまでに自然界や古代文明に息づいているという事実には、心躍らされます。

結論として、古代文明には未来の人類(今の僕たち)への警告が隠されてるみたいなメッセージが語られるわけですが
どうなんでしょうかキバヤシさん
たた

たた