のんchan

リトル・チルドレンののんchanのレビュー・感想・評価

リトル・チルドレン(2006年製作の映画)
4.0
あ〜、このジャケ写がダメ🙅‍♀️
こんなエロティックメロドラマじゃありませんから!
昔観ていたのをすっかり忘れて再鑑賞しましたが、今回の方がしっかり楽しめて、タイトル『リトル・チルドレン』がなんだか沁みる良作だと感じ入りました。
どうか平均スコアは気せずご覧になられて欲しいです💫

監督は『TAR/ター』のトッド・フィールド。脚本力もあるので、未鑑賞の『TAR』が俄然観たくなりました。


ボストン郊外の比較的裕福な住宅地で暮らす人々が織りなす物語。

越して来たばかりで周りの主婦たちに馴染めない専業主婦のサラ(ケイト・ウィンスレット)は3歳の娘と公園デビューする。
そこへ専業主夫をしながら司法試験の勉強をしているブラッド(パトリック・ウィルソン)が息子を連れてやってくる。イケメンなので主婦たちからは"プロム・キング"とあだ名を付けられていた。
ふとしたことからサラとブラッドがダブル不倫の関係になるのだが...
そんな中、小児性犯罪で服役していたロニー(ジャッキー・アール・ヘイリー)が戻って来て、街中で大騒ぎになる。


結婚して数年経つと誰もが倦怠期を感じるのでは?それをどう乗り越えるのか?これは脚本の巧さに乗せられて、キャストそれぞれに同調したり出来るので面白味が出ています。
日常ってつまらなく感じ、非日常へ飛んでいきたい気持ちになる。それを実写化してるけど、実はそうならないのが良いと頭で思って観ているのでは?
ただありきたりな不倫だけじゃつまらない。
そこに、近所で噂の種の男ロニーを動かす。ロニーの母親は息子を悪いことをしたけれど、悪人じゃない可愛い息子だと信じて疑いません。どんな母親もそう感じるでしょう。母親が亡くなって初めて感じる自分の愚かさ。

人間ってみんなが子供。誰かの子供。いつまで経っても子供っぽい。
歳を重ねている私でも、子供みたいだなと思うことはよくある💦

コメディではないけど、笑える描写が沢山出て来て、尺が長いけど観ていられる。

ケイトはこの時2人の子供を産んだ後だと思うけど、スタイルがちょうど良くて綺麗な裸です。

クスッと笑えるし、理解出来るし、ラストは安心、少し余裕のある日の午後にお勧めです🌟
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