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リトル・チルドレンのペインのレビュー・感想・評価

リトル・チルドレン(2006年製作の映画)
3.8
『TAR』のトッド・フィールド監督作✍️
主演は同じケイトでもウィンスレットの方

ようやっと未見だった本作も観て、全3作を通して振り返ってみたけれど、やはり『TAR』の化けっぷり、その飛躍っぷりは改めて凄いな…と思い至る(※とは言いつつデビュー作『イン・ザ・ベッドルーム』も垢抜けはしないながら、監督の資質がギュッと煮詰まった純度の高い作品でけっこう好き)。

その意味で本作『リトル・チルドレン』も、フィールド監督の作家性は随所に散りばめられた“面白く”“見易い”作品ではあるものの、どこか余所行きで、90年代に流行ったコーエン兄弟や2000年代のマーティン・マクドナー作品と共鳴するような、なんちゃってフィールド感があり、やや物足りない←

あとジェニファー・コネリーが隙の無いナイスバディの人妻で、あのケイト・ウィンスレットが垢抜けない主婦みたいな設定もちょっと無理があるなと(笑)
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