すずき

デルタ・フォースのすずきのレビュー・感想・評価

デルタ・フォース(1985年製作の映画)
3.0
NY行きの飛行機が、イスラム系テロ組織にハイジャックされた!
テロリストは本拠地のあるレバノン首都ベイルートに向かい、そこで乗客たちを人質として監禁した。
彼らを救い出すミッションを請け負ったのが、米軍最強特殊部隊・デルタフォースwithチャック・ノリス!!
かくしてチャック・ノリスたちはベイルートに侵入する…

まずは不満点。長い!それに尽きる。
90分映画で十分な内容なのに、二時間超えはあまりにもテンポが悪く感じる。
しかもチャック・ノリスが主人公らしく活躍しだすのは本編1時間ぐらい経ってから、それまでは活躍はおろか、本編にもなかなか映らない。
じゃあ最初の1時間はこの映画何やってるの?と言われると、「大空港」や「タワーリング・インフェルノ」等の、群像劇パニック映画のように乗客たちのサブストーリーを描写している。
なに銀婚式がどうの、子供のお人形さんがどうのって、どーせ後半からは脳筋ドン☆パチ映画になるんだから、そーゆードラマはいらねえんだよ!って思った人は私だけ?

チャック・ノリスが動き出す後半は、アクション映画へと舵取りを取り戻し、よーやく期待してたものが観られた。
チャック・ノリスが戦闘用バイクを乗り回し、ミサイルを発射(!)、敵を掃討するのが実に痛快!
あとテーマ曲がかなり名曲で、80年代っぽいシンセと勇ましいメロディがマッチして最高!