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キリクと魔女のcamusonのレビュー・感想・評価

キリクと魔女(1998年製作の映画)
2.5
この作品を見た日本人の多くが一寸法師を連想すると思います。
黒人裸族版の一寸法師と言える作品で、
生まれたばかりの小さな赤ん坊が魔女を退治に出かけるという童話です。

黒人裸族の村を舞台にしたことにより、
画面が切り絵のように引き締まり、
絵としての芸術性が高まっているのは事実ですが、
原始的な生活をする部族としてあえて他の人種(監督は白人)を選択するのは、
人種差別などの面でリスキーな選択だったのではないかと思います。
(特に問題にする向きはないようなので成功で何よりでした。)

話の内容が子供向けであることを考えると、
絵としての芸術性よりも、
もっとデフォルメしてオーバーアクションでキビキビ動かした方が、
子供も大人も楽しめるような気がします。
そうじゃないところを狙ったのでしょうが・・・
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