まめ

キリクと魔女のまめのネタバレレビュー・内容・結末

キリクと魔女(1998年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

魔女はおまもりの世界をよく知っている
だからうまくだませるのだ
守られていると思って用心しない人々を

反対に魔女は
どうしてよいか分からない
裸の無心さの前では
いつも目覚めている自由な知性の前では

↑印象に残った台詞
あと魔女とキリクが戻ってきた時の人々の反応
(まあ悪が善になったよって言われても信じられなくて普通だけど)

1998年作品だけどヒーローとヒロインの関係としては現代的な気がする
(それだけ世の中変化がないって事か)
男たちに苦痛を植えられた女性が無心の自由な知性に解放される(そして結ばれる)

キスって白雪姫でも眠り姫でも
ヒロインの意識のないうちに受動的にされて
ヒロインの苦痛を取り除いてめでたしめでたしだったけど

ヒーローから結婚の申し出→断る→ヒーローからキスの催促→それならとする→結婚をためらう理由が取り除かれる→それは残っていた自分の力
っていうところがとても良かった
(説明が上手くできない)

後から、ネクストジェネレーションに救われる
(残っていた自分の力で救済者との世代間ギャップは取り除かれる)というのがいいのかなと思いついた。
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