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キリクと魔女のSAZのネタバレレビュー・内容・結末

キリクと魔女(1998年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

物語の構成がまるで神話のようで、個人的には大人でも楽しめた。
特によいと思った点は、魔女が痛みや苦しみと引き換えに呪力を得ており、またそれは魔女が得ようとして得た力ではないこと。主人公のキリクと魔女が、お互い許し合って結ばれたこと。それが、美貌や力、地位、財力によらないこと。呪術を扱う社会において、最も重要な周りの目がきちんと描かれていた点にある。
逆にあまりよくないと思った点は、母親は息子の真実を見抜ける、という母親神話が常に用いられている点である。
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