プリオ

パラサイトのプリオのレビュー・感想・評価

パラサイト(1998年製作の映画)
3.5
アメリカの学校生活の感じがたまらない。
映像の荒さもちょうどいい。

「スパイキッズ」「シンシティ」「アリータ」のロバートロドリゲス監督。
このときから、アクションを撮るのが上手い。  
寄生獣、エイリアン、ジュラシックパークのエッセンスを混ぜ込んで作った感じか。

 
<パラサイト⇄人間> 
・パラサイト化
→不安、恐れ、いじめもない。ブスも可愛いもない。スクールカーストもない
→ハッピーになれる 

(例)鬼教官が優しくなる。
それぞれの人生を尊重し、支配しない。アメフトを辞めることに関しても怒らず、引き留めない。それはそれで、どこか虚しくてつまらない世界。

・人間
→日々悩みながら生きる


パラサイトの侵入により、マイノリティーとマジョリティーが逆転する展開は熱い。 

パラサイトのボスの造形がリアルで気持ち悪い。プールを泳いで迫ってくるシーンが素晴らしい。

パラサイトに寄生された後の役者の虚な目と能面のような表情がいい。  

周りがおかしいのか、自分がおかしいのか。世界と自分の戦い。

もう少し、パラサイトと人間の文化の違いを対比させてもよかったかも。パラサイトになるよさ。





ーーーーーネタバレーーーーー





ラストは、パラサイトのいい部分を吸収して、人間に戻る。お互いの気持ちを確かめ合う(自己開示)→相手も自己開示→信頼→幸せ 
プリオ

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