もたいまさこが小林聡美を自転車で迎えに来るシーンでの、スーツケースを持ってこうとした時のもたいの表情にはっとさせられた。
「あれもこれも」と我々が所有するものには幸福を届ける力は意外とあまりないのかもしれない。
卑近な例だが、
実際僕も外出する時に、「これもいるかもなあ」と本、イヤホン、ポケットWi-Fiを持ってくけど、割と使わないことが多い。
この場合もたらす幸福より荷物としての負荷の不幸の方が大きいわけだが、日常のあらゆることに敷衍できる気がする。
個人的な所有物のことだけじゃなく、増えすぎたエンタメ、溢れかえる情報に関しても言えるだろう。量が多いことは良いことなのか
そう思うと、本や映画もたくさん読んだら見たりすることが必ずしも幸福に繋がらないってこともあるかも？
