めがねのMobのレビュー・感想・評価

たしか、20代前半の時に一度観たこの映画、当時はもたいまさこの存在感にやられる一方作品の意味や良さが理解できず、佇むもたいまさこの姿だけで脳裏に焼きつくが意味がわからないという印象だけ残ってて、一種のホラー映画のような記憶だった。

30代半ばになり、暮らしを人質に取られ労働に励む生活に翻弄されている日々をこなす中でこの映画に触れ直すと、良さが何倍にも感じられ、この世界に行きたいなと思ってしまうほど。

そうか、タエコに自分を重ねて、自分が人生を考え直したいんだなと気付かされた。