ふっくー

タワーリング・インフェルノのふっくーのレビュー・感想・評価

4.0
「ポセイドン・アドベンチャー」を皮切りに、ディザスターパニック映画がブームになった70年代の映画で、恐らく1番知名度の高いA級パニック映画ですね。
74年公開には「大地震」もありましたね。

主演の俳優、それ以外にも、めちゃくちゃ豪華な俳優が揃っているのに、内容がとっ散らかってなくて、しっかりまとまっているのは凄いし、何度見ても70年代の映画とは思えないスケールの大きさで、実写とミニチュア?を組み合わせて違和感のないリアルさを体感できる。

火災が起きているのに、「まだ大丈夫」と危機感が全くない上層部の人間や、一つの判断ミスで逃げ遅れて死んでしまう人たち、そしてガラスを割ったり、扉を開けたことによって空気が入り込んで起こる「バックドラフト」がリアルに描かれており火災の怖さがより一層感じられる。設計の杜撰さなど、これは災害ではなく人災ですよね。

この人は死なないだろうと思ってた人が火だるまになったり、ビルから落下したりと最後まで誰が生き残るのかわからないのも「ポセイドンアドベンチャー」と似ていますね。

現代のディザスターパニック映画でも必ずと言って良いほど登場する自分勝手な行動をして、周りにパニックを引き起こす連中は、今作から定番化していったのですかね笑。
1人用のカゴにパニックになって乗りまくって案の定落ちていった義理の息子は終始ダサいwww

クライマックスの最上階にある貯水槽を爆破して水責めを起こし、火災を消すとんでも作戦は物凄い迫力で、何度も言いますけど「本当に70年代の映画??」と思ってしまうw

これは「死ぬまでに見ておきたい映画」として、必ず名前があがる名作なので、オススメですが、
160分とゆう大ボリューム大作なので、鑑賞の際はポップコーン片手に万全の環境で楽しみましょう。
ふっくー

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