RIO

母の旅路のRIOのレビュー・感想・評価

母の旅路(1965年製作の映画)
3.9
夢のような結婚をして幸せなホリーは女としての生き方の追及にまっしぐら
ほぼ盲目とも言える 見ていても危険な落とし穴がたくさん

しかし マダムXとなってからのホリーは凄かった
何でも手に入ったはずが殆ど全てを一気に失ってしまった 船で去るシーンはまるで三途の川
堕ち方も一直線ですね 激情型マダムXのこの加減の利かない生き方がドラマを生む

あまりにも近すぎる再会とそれと気が付かないことにアメリカ的感覚
かなり狭い世界での話の展開だけれども出会う男には必殺のファム・ファタールなホリーがやっと幸せを受けとれることができて良かった

夫のクレイトンの母親が家柄と子供を守るための策が冷酷ですがカッコいいとも感じた
自分の仕事に鋭い着眼点があって厳しい人には魅力も憧れも持てます それにとてもオシャレでした
RIO

RIO