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レッド・バイオリンのEDDIEのレビュー・感想・評価

レッド・バイオリン(1998年製作の映画)
4.0
4世紀に渡り世界各地を旅する血塗られたバイオリン。タロットが決めた運命そのままに手にする者を次々と不幸に陥れる。
転生の物語はいくつかあるが、さすがに“楽器”に命を吹き込むとはそのアイデアに恐れ入った。
永く伝わる物には怨念が吹き込まれているのだろう。

Twitter相互さんからのおすすめで鑑賞。
バイオリンが転生していく物語ってなんぞや!?と思いつつも、ワンアイデアではなく、その数奇な運命と手にする人々に訪れる不幸の連鎖というストーリーが実に面白い!

しかも、カナダ映画だからあまりキャストを気にしてなかったんですが、サミュエル・L・ジャクソン出とるやないか!
いやぁ彼もレッドバイオリンに翻弄されていく一人なのですが、ホテルフロントを恫喝した一幕は本当にクソでしたねぇ。
まぁ演じたサミュエルの貫禄がすごかった。

4世紀に渡る転生、というかバイオリンが色んなところを旅するって話なんですが、個人的にはオックスフォード編が面白かったですね。
バイオリンを弾きながら女性と事を致す模様は凄い!という思い以上に滑稽で笑ってしまいました。

しかし、これはおすすめされるまでは知りもしない作品だったので掘り出し物!
良かったです!

〈キャスト〉
【クレモナ】
ニコロ・ブソッティ(カルロ・チェッキ)
アンナ・ブソッティ(イレーヌ・グラジオリ)
【ウィーン】
カスパー・ワイス(クリストフ・コンツェ)
プッサン(ジャン=リュック・ビドー)
【オックスフォード】
フレデリック・ポープ(ジェイソン・フレミング)
ヴィクトリア・バード(グレタ・スカッキ)
【上海市】
シャン・ペイ(シルヴィア・チャン)
【モントリオール】
モリッツ(サミュエル・L・ジャクソン)
競売人(コルム・フィオール)
ルルー(モニーク・メルキューレ)
ウィリアムス(ドン・マッケラー)
マダム・明(サンドラ・オー)

※2023年自宅鑑賞101本目
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