青二歳

北京原人の逆襲の青二歳のネタバレレビュー・内容・結末

北京原人の逆襲(1977年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

キングコングリメイク便乗映画。ま70年代は邦画も黄金期から低迷し大荒れですから便乗企画にはアレコレ言えないんですが…開き直りって大切だね!香港映画スゴイ!これは見事!造形は村瀬さん、ほか特撮班は東宝陣営。こりゃ期待!と思ったらキングコングよりスゴイ…期待以上…

怪獣ものって基本的に向こうからやって来るパニック展開と思うんですが、今作は金儲けのためにわざわざ出向くスタート。まぁキングコング便乗なので。コトの発端が興行師の商売っ気、怪獣が現れた噂のあるヒマラヤへ向かう逞しさ、そこからも分かる通り一筋縄では行かない連中です。ついでにエキストラ、スタントともにスゴイです。虎(ホンモノ)と格闘してます、ヒョウ(生きてます)と戯れます。他にも撮影どーやったの?という崖とか山とかスケールがとてつもない。挙句北京原人がエンパイアステートビルならぬ香港高層ビルから落下するスタントは造形師・村瀬さん自ら…
wiki検索したらさらに恐ろしいことにこの頃オムツに入ってるジェル(燃えないアレ)が無かったらしく…ボンドを使ったとか…ひえええ〜

なお北京原人ではないじゃないかと思うでしょうが、村瀬さんの名誉のために言いますと原題は"大猩々"。大ザル。北京原人じゃないの。だから造形はアレで良いのです。
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