國民の創生のあすなろ文化祭のレビュー・感想・評価

長編ではあるが超大作では無い、しかし一応は大作風の体。一千人規模のエキストラを動員して描くところのアメリカ南北戦争譚。後の大作「風と共に去りぬ」を彷彿とさせる雰囲気はあるが西部劇風といえなくも無い。ロングショット、縦の構図等で描く戦争場面は「風・・」には無いものでさすがグリフィス監督といえるだろう。スペクタクル場面はないものの、大がかりに見える又は見せる演出は素晴らしい。一見大味になりがちなお話ではあるが何でも無いショットに優れ、記憶に強く残る物になっている。