ししおどし

芝居道のししおどしのレビュー・感想・評価

芝居道(1944年製作の映画)
4.2
歌行燈に続き成瀬の芸道ものを観る。こちらの方が社会や時勢にどっぷり漬かった中での芸の厳しさが現れていて、なおかつ登場人物が芸を媒介に互いを信頼仕切っており、長谷川一夫と山田五十鈴の美しさとあいまってはるかに優れている。それにしても親方の芸にかける執念の凄まじさよ。