あなたに恋してない、愛してるの
愛する夫はもういない
何もない私の自尊心を高めてくれた
あなたの物語に、何度救われたことか
今まで、他人の幸せを生きていた
間違った場所で幸せを探している
大切なのは、自分を受け入れること。
月まで浮かぶ、本当の愛。
歌って、踊って、愉快に生きる。
決して裕福ではないけれど、いつも心は豊かだった。
愛されたいあなたは通りすがりで、すぐに去ってしまう人。自分の名前も上手く言えないほど大好きな作家に愛を囁かれても、誇りは失わない。
嬉しさで宙に浮いても、ちゃんと地に足をつけて生きている。
人生は甘くないけれど、楽しく生きるのは自分次第。
とってもキュートでファンタジックな演出だけど、物語はとても現実的で胸に響いた。
恋人はヒモの娘、ゲイの息子、隣人のイエス。ユーモラスに多様性や社会的な風刺を描いていたのも良かった。
"あなたに恋してない、愛してるの"
愛しているからこその決断と意思。
自分を愛してくれるから愛するのではない、互いに愛するのだ、誇りを失わずに。
幸せを決めるのは自分自身だと気付かせてくれる、本当に素敵な物語だった。