シュンギク

ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣のシュンギクのレビュー・感想・評価

3.0
名前そのままにイカ・カニ・カメといった海の怪獣が登場する特撮作品。「モスラ」のインファント島のような現代社会と隔絶した南の島が舞台となっている。

タイトルにあるように、3大怪獣が入り乱れて戦う話かと思いきや、人間VS怪獣と構造はシンプル。しかしながら舞台が舞台だけに戦車や戦闘機は登場シーンしない。どうやって人間は戦うのか、その方法を模索していくミステリ的要素は見所。活路を見出しても、後にまた次の絶望が繰り返し襲ってくる展開にも関わらず重くなりすぎないストーリーも良い。

そしてやはり特筆すべきは怪獣の造形。単に元となったイカ・カニ・カメを巨大化させただけじゃない、不気味だが魅力的な怪獣たちで、村の襲撃シーンや怪獣同士の戦いは迫力に満ちていた。