このレビューはネタバレを含みます
まず当たり屋的な映画の見方をしている自分が100%悪い。どう考えてもこの映画を純粋に面白く見れないことは分かっている。ただストレスが溜まっているからである
セットの安さ、ガビガビの文字、光量含めて、ひと昔前のつまらない1コーナーのTVコントを映画のフォーマットとして活用している。
面白くなさすぎて逆に面白いみたいな事もないのも悲しい
不細工だから不幸せ、恋人がいたら幸せ、そんな単純な二項対立を押し付けて進んでいく
全員バカな感じが全方位にケンカを売ってる。スーツを着たら周りの女性がキャーキャーいう感じとか、前提として人間を舐めすぎだ
沢山の理由から、外見より中身が大切であるというメッセージは伝わらない。骨組みがボロボロで建物は今にも崩れそう(建物なんて元からないかもしれない)
お前は不細工だけど俺は車椅子だぜってシーン、なんの比較なんだろうか。作り手の思考の浅はかさが見える
この映画を見たもう一つの理由として製作委員会という日本独自のシステムを感じたかった、洋服の青木など全方位への配慮は観客の方に向いていない。問題は根深いと強く感じた。
こういうものを久々に見た、これはデビルマンのようにメタ的にも面白くない。本当に俺は趣味が悪い映画の見方をしている。