LOOZE

ハンサム★スーツのLOOZEのレビュー・感想・評価

ハンサム★スーツ(2008年製作の映画)
2.0
物語 ★★
配役 ★★★
演出 ★
映像 ★★
音楽 ★★


総評

誰もが気楽に見れる映画を作りたかったという気持ちは伝わってくるが、そういう映画こそ作り手は気楽に作れないんだっていう教えになるような映画だったと思う。

物語はドラマ(葛藤)があって、登場人物が成長する話だと思うんだけど、主人公はこのストーリー(スーツ)で何を得て、どう変わったのだろうか?まったく感じない。何度も言うけどメッセージが意味不明。
見た目こそ全て!としか思えないけどそのメッセージで間違ってないのだろうか?そう思って見直せば筋は通るがクソ気分の悪い話で笑えなくなる。

コメディだからすべてにリアリティがある必要はないが、エンタメ映画である以上一本通った軸は必要で、見ている側に納得共感させる存在が必要なのに、すべてにおいてオーバーで現実味のない演出だから誰にも感情移入できないのも痛い。
人は外見じゃないよね、というメッセージで、主人公が「性格のいいブサイク」だとするなら対比として「性格の悪いイケメン」が構造上必要だと思うが一切出てこないし、かといって「性格のいいブサイクだけど大成功した人」も出てこない。出てくるのは「外見も性格もいい成功者」
LOOZE

LOOZE