フィルマークス443件目。
アクション映画ながら、精神教養が高まる感覚になる作品。やって、やられて、またやって…。復讐に復讐を重ねて最後に残ったのは、途方もない虚無。悟った人って、本当に経験し難い苦痛を味わって、そして誰も介入できない程の悲しみを抱いてる事がある。
ここで出すのは場違いと分かってるけど、ジャイアント馬場さんも、似た事を言ってたわよね。人からバカにされても、人をバカにはしないって。この作品は命の奪い合いにまで発展してしまったけど、それでも耐えられるのか…。
フォ・ユンジャが初めは、経営にも口出ししない、拳法は教えるだけだったけど、最後は心も強く。と、謳った事には感動した。
たった一言、心。
とても大事なものだったのね。