さいとう

SPIRIT スピリットのさいとうのレビュー・感想・評価

SPIRIT スピリット(2006年製作の映画)
4.5
spiritを最後にジェット・リーがカンフー映画を辞めると決めた映画と聞いて、そんこというなよ!もっとみたいよ!
と思ってしまったけれど、
鑑賞後は、ジェット・リーが全身全霊で役に取り組んでいるのがよく分かり、それも納得な作品でした。

これは雀元甲という実在した人物をを使って、ジェット・リーが武術を修める人間としてあるべき心、生き方を表現した作品。
今まで観たジェット・リー映画の中で本当にいきいきした表情で、アクションで語りかけてくれる映画でした。最高だよちくしょう。
武術は人を服従させるためにあるんじゃない!とは語り尽くされていてテーマとしてはパンチの弱いもののような気がしたけど、こんなに感銘を受けるとは思わなかった。きっとジェット・リーだから説得力があったんでしょう。

ストーリーに少し物足りないところはあるもののそんなことどうでもいいんです、伝えたいことはこれなんですと良く分かる構成。やっぱりテーマの軸が決まっていることと、役に共感できることは大事なんだなあ。

すごく好きな映画
でもやっぱり映画の中で演じるジェット・リーがもっと見ていたいな、と一抹の寂しさを残す作品でした。(映画出てるけどね、アクションもそんなしなくなったし)
さいとう

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