[直らない悪癖以外の全てから逃げる男] 80点
傑作。1975年カンヌ映画祭コンペ部門出品作品。マリア・シュナイダー映画祭その2。いきなり前作『砂丘』との関連か、砂丘で取材をするジャック・ニコルソ…
テレビレポーターのデイヴィッド・ロックは北アフリカの砂漠にいた。そこのホテルの隣室にいた自分に瓜ふたつの男、ロバートソンが死んでいた。彼は今までの仕事と結婚生活を捨て、ロバートソンとして生きようと決…
>>続きを読むいつも観終わるとグッと来るミケランジェロ・アントニオーニ監督作品。風景が主役で人間は後付けなんじゃないかと思えるほどの客観的でいて緻密な計算のカメラワーク、その距離感が好きです。説明は少なく、映像か…
>>続きを読む「何から逃げているの?」と聞かれた主人公が「振り返ればわかるさ」と答えても、後ろには何も見えないという場面がこの映画を象徴している。
前衛的な技法が凝らされているわけではないのに、常にどこか見たこと…
不思議な映画、
BGMもほとんどなく落ち着いた雰囲気が続いていくが話に引き込まれてしまった。
「何から逃げるてるの?」
「後ろを振り向いてごらん」
主人公の動機をなんとなく察してはいたが中盤でやっ…
ジャック・ニコルソンが好きなんです。アントニオーニは難しそうでやっと見る気になりました。旅先で死んだ人間になりすますが、その人間のヤバい奴だったという。細かいところはわかりにくいお話しでしたが、ちょ…
>>続きを読むDVDで観たよ。ミケランジェロ・アントニオーニ監督は『欲望』しか観たことがない。けれど、どことなくそのエッセンスを本作にも感じた。レンズ越しに覗き見る世界は何を映し出すのか、というテーマは『欲望』に…
>>続きを読む右も左も同じに見えているうちは、誰かがまっすぐ羽ばたくための標にでもなろう。何も欲しくはないけれど、誰かにとって必要なものも不要なものも、自分は持っている。そう名もない鳥は言った。ただ、空の素晴らし…
>>続きを読む愛の不毛三部作や「 欲望 」のミケランジェロ・アントニオーニ。あまり分かりやすい内容ではないと覚悟していたが雰囲気が最高だった。
ジャーナリストであるデビッド・ロック( ジャック・ニコルソン )が砂…
イタリアの巨匠ミケランジェロ・アントニオーニ監督作品。
同監督の作品は難解そうなイメージがあって、これまで観れていなかったのですが、手始めとして、大好きなジャック・ニコルソン主演作であり、最もわかり…